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JRPGがツラくなってきた人が最高に楽しめるJRPG 【イース8日記②】

こんにちは、まつおさんです。

夏に出たゲームですし、そんなにむちゃくちゃ売れた作品でもないですし。

前回の日記を書いた時は、どうせ誰からも注目されないだろうなぁ、、と思って日記を書きました。

ところが、メールやTwitterでいただいた反応がすごい早かった!!

メールを載せるのはあれなので、Twitterで頂いたコメント付きRTをご紹介させていただきます。

 

 

 

お寄せいただいた量では「ニードフォースピード ペイバック」の記事の方が多かったのですが、早さではダントツでしたw(いつもありがとうございます)

イース8ファンの愛の深さを感じました。

 

 

で、こうして寄せていただいた内容に、ある共通点があるということに気づいたんですね。

 

 

それは、ストーリーに対する極めて高い評価。

号泣するまである。

 

 

 

僕は前回の日記で、ストーリーについて以下のように紹介しました。

 

ストーリーのために仲間キャラクターが強制退場させられたり、最悪死んだりするのがJRPG。

そのぐらい、JRPGというのは「ストーリー>システム」なところがありますよね。

 

でも、本作は違います。

どう考えても無人島探査モノがやりたかっただけやんwwwwwwwwwwwwwwwwwww

だが、そこがいい!!!

ゲームもストーリーもスッキリしていて気持ちいい!!

このスッキリ感は、ゲーム内容は全然違うけど、「ディアブロ」に近いかもしれない。

 

ストーリー重視ではないが、けっして軽視ではないのだ!!

ストーリーはとてもしっかりしていて、それぞれの人物の描写もしっかりしている。

キャラクターは言ってしまえば、どれもよくあるような、典型的なステレオタイプなのだけれど、そのステレオタイプを丁寧にやってるから、全然嫌じゃない。鼻につかない。魅力的に感じる。

この辺はさすが日本ファルコムさんって感じですねー。

 

ちょっと温度感が違うと思いますよね。

 

僕はこう、ストーリーをどちらかというとさっぱり風味が心地よいっていうニュアンスで書いていたんですよね。

序盤をプレイした段階では、今回どう考えても神ゲーだろということはすぐにわかったけど、ストーリーはまだ心地よいだけで、薄味だった。

でも、すでにクリアした皆さんは感動した!!号泣したって、書いてる。

ということは、このゲーム、まだ何かあるぞ!!

 

 

 

 

こっちは今のところなかった

 

 

バーチャファイターのプロトタイプをやっていたテスターがプレイ中に「いてっ!」って言ったのを見て、鈴木裕氏は「このゲーム、なんかある」って思ったらしい。それはそうと、ハゲたなぁ。

 

この先、ストーリー展開も楽しめるのか!

そう思って、さらにプレイを進めるのが楽しみになったのでありました。

 

JRPGのストーリーがツラくなってくること

 

小学校の時、学校で戦争の悲惨さを訴える映画とか観せられたりしませんでした?

で、どう思ったか感想を言いなさい、とか感想文を書きなさい、みたいなことを言われて。

子供は大人が思っているほどバカではないので、「戦争はいけないことだとおもいまーす」みたいな、先生が期待する返答をするだけの儀式。

あれが僕はすっごい嫌いでした。

 

小学校高学年の頃、あれは終戦記念日のあたりだったかな。炎天下、女生徒が貧血で続々とぶっ倒れる中、校長先生の長い訓話がありまして。

その校長先生が言ったんですよ。

「その時、B29に乗ったパイロットが笑っているのが見えました」

「あの時の笑顔が、未だに忘れることができません」

って。

 

そのクソ話を聞かされるだけなら、まだ我慢できた。

 

 

「やっと終わったー!!」と思って教室に帰ると、机の上に原稿用紙が置かれていて、黒板に、

校長先生のお話の感想を書きましょう

 

 

って書いてあった。

 

・・・子供ながらに、ブチっと、頭に来まして。

 

 

「B29は高高度爆撃機です。高度1万メートル上空のパイロットの表情を視認することは、いくら校長先生でも不可能だと思われます」

 

 

って書いて提出したら、先生から赤ペンで思いっきり大きく「×」って書かれて返ってきましたw

 

 

 

日本が誇るゼロ戦でB29を撃墜できなかったのは、この圧倒的な高度差が最大の理由です。

 

なんで、こんな話を急にしたかというと。

個人的に、質の悪いRPGのシナリオを読むと、度々、この苦々しい思い出が蘇るんですよね。

 

この話は長くなるので、またの機会に。

ただ、そういうことをいちいち気にしてたら素直にゲームが楽しめなくなるので、いつの頃からか、JRPGのシナリオには最初から期待しないようにしていました。

ごくごく一部の例外を除いて。

そして、そんな期待を裏切るような作品は、本当に数えられるぐらいしかありませんでした。

 

そんな中、イースⅧのストーリーは最初からしっくりきた

 

一言で言うと、ものっそい自然。

導入から何から、すべてが無理がない。

思想・信条、やっすい道徳感の押し付けも一切ない。

 

今時のキャラクターの味付けとしては薄味だし、悪く言えば、ステレオタイプ。もっと言えば、ありきたり。

でも、とても丁寧。

別に奇をてらった、ぶっ飛んだキャラ設定にしなくても、妙な口癖がなくても、ちゃんと丁寧に描けば、そんなありきたりな設定のキャラクターたちがこうも魅力的で生き生きとしたキャラクター達になるんだなーと考えさせられた。

 

そうそう、僕がRPGに求めているのはこういうことなんだよねー。

 

 

前回の日記までは、ただ、そう思っていたのです。

 

 

 

 

思っていたよりずっと起伏が激しかった!!

 

無人島で探査するわけじゃないですか。

ベース(拠点)があって、そこからいろんな場所を探査して、ショートカットを作って戻ってくる。

うん、ディアブロだねww

 

未だにトリストラムの街の印象的なギターの旋律を聞くとワクワクします。

 

だからこう、最初はそんなに起伏のないストーリーだろうなぁって思っていたんですよね。

繰り返しを楽しむゲームだと思ったから。

期待してないとかそういうことではなく、それで十分だと思っていたんですよね。

 

無人島での漂着した人々との出会い、そして団結、あるいは衝突。

最終的には対立した人たちとも手を取り合って島を脱出する。

 

まぁ、言うてそんな感じであろう、と。

 

 

 

えっwwwww

帝国全土を未曽有の恐怖に陥れた、連続殺人鬼が無人島に潜伏している?

しかも、もしかしたら村の連中の誰かかもしれない?

 

 

いやいや、むちゃくちゃ面白い展開ですやんww

 

 

そんなくそ忙しい時に絶滅したはずの古代種(ようするに恐竜)が大暴れしたりして、もう大わらわ。

 

素晴らしい。

箱庭な感じとジェットコースターな感じが両立できている。

絶海の孤島である無人島生活サバイバルのヤバさと、箱庭の楽しさが共存できているというか。

もっと村人同士が疑心暗鬼になってもいいかなーとは思ったけど、このエピソードで一気にゲームが引き締まりましたね。お見事。

 

アドルに行方不明の父親の姿を重ねるラクシャ。

 

 

そしてもう一人の主人公、「ダーナ」のストーリーも動き出す。

 

いや、本当に面白い!!

肩の力抜いて作ってる感じなのに、非常に高いレベルでバランスが取れていて、今のところゲームとしてのスキがまるでない。

 

 

ダテにPSアワード2017ユーザーズチョイス賞に選ばれてないなって感じです!!

PSユーザーは見る目ある!!!

 

久々にRPGやりたいなー。

でも、あんまり胃にもたれるようなのはやりたくないんだよなぁー。

かといって、すぐ終わっちゃうような薄いのは嫌なんだよなぁー。

そんな人にはまさにオススメの逸品!!

 

アクションRPGなのに、序盤からアホほど出てくるボスたち!!!

 

本当にバンバン

 

 

 

 

 

 

 

アホほど出てくるから、ストーリーとゲームの緩急もすばらしい!!

 

 

各地の絶景ポイントを見つけるだけでも楽しい!!

 

 

グラフィック的には洋ゲーのAAAタイトルほど絶景じゃないかもしれないけど!!

 

 

 

でも、高速爽快アクションと爆速ローディングを実現させるために調整しつつ、こういうアートワークを表現しているのは、むしろ芸術的だと僕は思う!!!

 

 

 

ゲーム規模的にはオープンワールドじゃないはずなのに、その世界観の奥行き、広がり、ボリューム感はオープンワールド級!!

 

 

セイレン島っていう絶海の孤島の中に、面白さが全部詰まっている!!!

 

 

でもお色気はいらないかな!!

課金コスチューム買っといて言うのもなんだけど!!

 

 

 

そんなわけで、もう十分理解できたと思っていたイースⅧの面白さは、プレイを進めるごとに、さらに広がりと深みを見せていっています。

 

年末にしてはややおとなしめなソフトラインナップに、年末に遊ぶゲームどうしようかなぁ、と悩んでいる皆さん。

 

ご一緒に無人島生活(イースⅧ)はいかがですか!!!

 

そんなわけで、また!!

イースVIII (PS4・Switch・Vita)
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