こんにちは。
まつおさんです。
PS VITAで発売されていた作品のリメイク「サガ スカーレットグレイス 緋色の野望」が昨日8/3、PS4、Switch、PC(Steam)、スマホで同時発売されました。
おめでとうございます!!
前評判は決して良くなかった
サガ スカーレットグレイスが発表された当初。
実機で紹介した時の、ニコニコしながら紹介するサガシリーズ総合ディレクターの河津さんと、それを見ていた視聴者の
( ゚Д゚)ポカーン
っていう温度感、あのシーンとした感じが、僕は未だに忘れられません。
・・・なんだ、これはw
そこで見せられた作品は、我々がイメージしていたどんな「サガ」をも覆すものでした。
めちゃくちゃ簡略化されたフィールドマップ。
しかもダンジョンは一切なく、ひたすら戦闘しかないという。
そして、お世辞にも洗練されているとは思えないUI。見た目もなんか、デフォルメされているとはいえ、一昔前な感じがすごい。
絵柄も色味も、とにかくクセがすごい
「VITAで作っているってことは、Unity(スマホなどマルチプラットフォームなアプリ開発に特化したゲーム制作エンジン)かこれ。
え、そんなに予算ないの?
サガシリーズの新作なのにダイジョウブなのかな(;´Д`)
逆にあれか、スマホアプリで出そうとしたやつを無理やり新作にしたのかな?」
↑こんな、いつものイタズラ小僧のようなスマイルの河津さんからは、その真意は伺えませんでしたが、僕は正直、そんなことを考えていました。
実際、VITA版発売前から結構あれこれ言われていた
実機紹介時の戦闘中のロード時間が長いということで騒がれたり、「万人受けしなくていい」って言った河津神に自称元ゲーム開発者がTwitterでやたら噛みついたり
(河津作品をきちんとプレイしてきた人なら、「まぁ、(河津さんなら)そう思ってるだろうな」って思うんじゃないかと、個人的には思うんですけどね┐(´д`)┌)
(※少なくともPS4版のロードは爆速ですよ、超快適)
でも、僕は逆に、世間がそうやって不安が募れば募っていくほどに、この作品が気になり始めていました。
だって、河津さんなんだものw
味方同士で殴り合ってHP増やすゲームとか聞いたことないぞ
敵おおすぎだろwwきがくるっとるwww
何がどうなって、リメイクしたらテーマ曲が山崎まさよしになるのw
キャラデザとか雰囲気変わりすぎでなにこれって思ったら、実はとんでもない神ゲーだったしww
ゲーム中に一切説明のないクラスチェンジシステムと、同じくゲーム中で一切説明のないクラス性能。
でも実はすごい名作だったりw
こんな河津さんですよ?
河津さんならきっと何かをやってくれるに違いない。
残念ながら家のVITAが行方不明になって、ご縁はありませんでしたが、他機種版が出たら必ずや、とずっと思っておりました。
悲しいぐらい配信に向かない
最初ね、発売日にすぐ実況配信しようと思ったんですよ。
かなりコアゲーマーのフォロワーさんですら、「ちょっと定価で買うのは勇気がいるなぁ」っておっしゃっていたぐらいなので、みんな実際のところどうなのか、気になるんじゃないかと思って。
(↑宣伝w 最近はキノピオ隊長の配信やってます。よかったら観てねー(^^)/)
やっぱり、そういうゲームを紹介してこその松研ではないかと。注目度も高い作品だから実況配信したら視聴者数も増えてチャンネル登録者数も増えるんじゃないか
そんな思惑(?)もあって、僕は発売日に即決購入しました。
で、思惑通り、最初からずっと録画しながらプレイしてみたんですけどね。
やってみてすぐ思った。
こりゃダメだwww
いや、ゲームは面白いんですよ?!
でも、ダメなんですw
絵がほとんど変わんないから、たぶん知らない人が見てても何も面白くないww
桃太郎電鉄の一人プレイを配信してるほうがまだ面白いんじゃないかwww
そんなわけで、せめてこのゲームが実際のところどうなのか見極めてやろうと。
早々に配信はあきらめて、プレイに集中することにしたのです。
最初の感想は、なんじゃこらww
いきなり杉田智和さんによるナレーションでムービーが始まるんですが、これがまた控えめに言ってクソダサい(誉め言葉)
でも、このダサさがイイんです!!!
河津さんが何かやってくれるぞ感が高まってくるわけですw
その後に、唐突な質問がはじまりww
その質問の答えに沿った主人公が選ばれます(選び直しはできる)
結果、僕がオススメされたのはこの主人公。
タリア。
職業はなんと陶芸家w
(たしかに僕っぽいなぁ)
なんかバトルボイスを普通の声とエロい声とで選べましたww
なんの気配りやw
(試行錯誤の結果、普通の声でやりました)
急に歪んでるとか言い出して旅に出る
急に弟子を呼びつけて、出かけてくると言う主人公のタリア。
ああ、顔料の買い付けか何かですか?と聞く弟子に対して、「焼き物が歪んでしまう。このまま続けても仕方がないから、歪みの原因を探しに行ってくる」と言うタニアに対し、
「何を言うてるんですか?」
そらそうやwww弟子が100パーセント正しいww
で、外で不死鳥を見つけて、
「あれが歪みの原因かもしれない」
と、追いかける旅に出ますww
未だかつて、こんな雑な動機で旅に出るRPGが存在しただろうかwww
意味がわかってくると、めちゃくちゃ面白くなってくる
最初はね、正直、何がおもろいのか全くわからんかったw
特に愛着もないキャラクターが一気に増えて、戦闘システムもよくわからないw
くせに割と死にまくる。
アイテムが貰えるっていっても、そのアイテムが何の役に立つのかもよくわからないw
いろんな建物があるけど、それがなんなのかもわからないw
だからもう、信じるしかなかった。
河津神の考えることだから、これらにはきっと意味があるのだとww
そして、その考えは間違っていなかった!!
というわけで、このゲームをめいっぱい楽しむための、このゲームの仕組みというか、コツをご紹介したいと思います!!
まず、この世界は「素材」がすべて
まだ僕は昨日がっつりプレイしただけなので、その中だけでの感想になりますが。
通貨というものが存在しないこのゲームで重要なのは鍛冶による強化のための「素材」のみです。
①素材
↓
②鍛冶屋で武器強化
↓
③鍛冶屋のLVUP
↓
④さらに強い武器が強化可能に
↓
①に戻る
戦闘中に上がるHPや各武器LV以外での強化手段は、(今のところ、僕がプレイしている限り)これしかありません。
つまり、いかに効率よく素材を集められるかが、このゲームを快適に進めるポイントになります。
それでは、どうすれば効率よく集められるのでしょうか。
それは、以下の2つです。
・戦闘
・プレイヤーの行動
素材集めの基本は戦闘から
まず、素材は戦闘で得られます。
で、MAP上には、洞窟など、モンスターが出現するポイントがあります。
で、それぞれの戦いには「リワード」というものがあり、その様々な「お題」を達成することで、特別報酬が得られます。
モンスター出現ポイントは無限湧きの場所もありますが、基本的には1回倒すと出現しなくなるので、お題をなるべくこなし、いかに効率よくゲットしていくかが重要になります。
これが基本ですね。
リワードも達成しようとするとかなり奥が深い戦闘
それでなくても手ごわい戦闘が、連撃発動や関節攻撃でのリザーブ技の妨害など、リワードを意識して戦うと一気に戦略的で面白くなる。
また、そうやってリワードを意識していくうちに、戦い方が上手くなっていくんですよね。
効率の良い素材確保を目指すことで、プレイも上達していきます!!
これが戦闘での素材確保。
次がプレイヤーの行動ですね。
プレイヤーの行動次第でも大きく変わる
たとえば、こういうマップがあります。
魔の海域と呼ばれる場所がある地域で、幽霊船がいたり、呪われた人魚がいる岩があったりするんですが。
ここの治安を回復するために、3つある灯台に石炭をくべるんですが、この石炭が3種類あるんですね。
聖なる感じの石炭と、あきらかに禍々(まがまが)しい感じの石炭と、精霊の石炭とあるんですけど、この中からどれかで灯したり、聖なる感じの石炭で幽霊船や呪われた人魚を追い払ったりと、主人公の行動次第でいろんな使い方をするわけなんです。
でね?
以下ネタばらしをします。
この3つの灯台のうち、聖なる感じの石炭を2つ以上くべると、魔物はいなくなり、平和が訪れますが、特に何も得られません。
で、禍々しい感じの石炭を2つ以上くべると、災厄の根本が出てきます。
で、このボス3連戦(なかなか強い)を倒すと、素材がごっそり手に入ったりするわけですw
そんなのわかんねーよ(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
って思っちゃいますがw、街にいる吟遊詩人の話とかを聞いていると、ヒントがあったりします。
ね?けっこうわかりやすいヒントでしょ?w
こういうことが世界中至る所にあるので、こういうのをより上手く立ち回ることで、効率よく素材を集めることができます。
こういう風に、その後に起こる結果を考えながら行動を選択するのが実に楽しい!!!
形は違えど、まさにロマサガのコレをちゃんと継承しているんですよねーwww
いやー、よくできています!!!
レア武器もある!!
プレイヤーの行動次第で得られるのは、素材だけではありません。
火山が噴火して
色々すると竜が出てきて、
倒すとレア武器が出て来たり。
あと戦闘のドロップからも、レアドロップで貴重な武器や防具が手に入ることもあります。
やっぱり河津さんはすごかった
いや、ほんとなんなんですかねこのゲームww
Unityでちょっといじったら僕でも1人で作れるんじゃないかってぐらい必要最小限におさまっているのに、ナゼかむちゃくちゃ面白い!!!
クセの強い作品ですが、めちゃくちゃ面白くて中毒性が高い。
RPGの面白さを必要最小限に絞って、むちゃくちゃ凝縮したような作品です。
ゲームのどこがおもしろいのか。どこに面白さを感じるのか。
そこが正確にわかっていなければ、絶対こんなゲームは作れない。
考えてもみてください。
キュウリと蜂蜜でメロンみたいな味がするって?
じゃあ一生キュウリ食ってろよwwwwって思いません?
キュウリはやっぱり、どんなに頑張ってもキュウリなわけです。
キュウリと蜂蜜でどれだけメロンの味に近づいたとしても、脳が「これはきゅうりと蜂蜜だね」って認識している限り、それはきゅうりと蜂蜜なんです。
そのぐらい、人間の脳みそは騙せないわけです。だからメロンください。
なのにね?
この河津さんっていう人はね。
「ほら、これが新しいサガだよ~?」
って言って、しわっしわのキュウリを渡してきよったわけですよww
こんなもん食えるか!!( ゚д゚)、ペッ
って食べずに捨てる人がいる中で、食べてみると。
このキュウリ止まらないwww
メロンより美味いまであるwww
もうなんだろうなぁ、大好き、河津さんwww
Twitterとかで好き勝手に言ってる人にも、クソ真面目に返事を書いている河津さん。
これからも、ファンの方も会社も、この方には好きなように、思うままにゲームを作らせてあげて欲しい!!
「なんだこれwwww」っていうゲームをこれからも作ってほしい!!
改めてそう思わせてくれる作品でした。
クセはとても強いです。
ですが、これは好きな人にはとてつもなく面白い、すばらしい作品です。
このキュウリまじで美味いから!!!
そんなわけで、今回はこの辺で。
それでは、また!!
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こんばんは、ちとご無沙汰しております。
ひさびさに拝見しましたが、松研らしい記事ですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
クセのあるゲームほど、好きな人はとことん好きになる!
気になるではありませんか(*´ω`*)
フルプライスで買うには、少々勇気が要りますが…
やってみたくなります( ・∇・)
Blazeさん、ご無沙汰していますー。
食べ物でいうと、サーモンいくら丼ですねww
スカーレットグレイス、個人的にはフルプライスで買うだけの価値がありました^^