こんにちは。
まつおさんです。
いきなりですが、ウチのブログを見に来てくださるような、据え置きゲーム機やPCのゲームどっぷりの皆様の中には、「スマホゲー」の存在を快く思っていない方もいるのではないでしょうか。
「あの話題作の新作発表!!」
って書いてあって記事を見に行ったら新作ソシャゲの発表で、
「またかよ┐(´д`)┌ヤレヤレ」
っていう思いをしたことが一度でもあれば、その気持ちはわかろうというものです。
我々生粋のゲーマーからすれば、スマホゲーというのは回転寿司屋で流れてくるプリンアラモードのような存在です。
ワシぁ寿司ィ食いに来たんじゃ!!
ちゃんと握ったモンもってこんかいワリャぁ!!!」
ってなる気持ちはわかる。
すげぇわかる。
なにがシャ○カレーやねん
でもね、待ってください。
そのプリンアラモードが、極上だったらどうしましょう。
これはこれでアリかもわからんね
っていう頭のやわらかさが、僕たちにも必要なんじゃないかと思うんです。
生粋のゲーマーだからこそ!!
そんなわけで、今回は松研では一生紹介しないと思っていた「スマホゲー」の紹介記事です。
その名も、「ロマンシング サガ リユニバース(ロマサガRS)」!!
ロマサガをやったことあるかどうかで評価は変わるかもしれない
今、松研をご覧いただいている皆さんって、おいくつぐらいなんでしょうね。
最初に遊んだゲーム機ってなんなんだろう。
むかしむかし。
スクウェアエニックスがただのスクウェアとエニックスだった頃。
当時のスクウェアのゲームはぜんっぜん売れなくて、倒産寸前でした。
↑PCゲームメーカーと組んで新ブランドを立ち上げるも、やはり伸びず。絵だけ見るとめちゃくちゃ面白そうなんだけどねw(ちなみに僕はどちらもクリア済です)
そんな中、「最後に一花咲かせよう」という思いを込めて、「ファイナル(最終)」という名前を冠して作ったRPGがFF、「ファイナルファンタジー」だったのです。
それが今ではファイナルが15回もおかわりされちゃっているなんて、文字通り夢のある話ですよねw
「は?ファイナルファンタジー? うちはRPGといえばドラクエなんだ。そんなよくわからないモンは扱わないよ」
とか、当時ファミ通(当時は「ファミコン通信」)以上の大御所だったゲーム雑誌「ファミリーコンピューターmagazine(通称ファミマガ)」に門前払い食らってたなんて、信じられますか?w
そんなFFの特集を最初に組んだのがファミ通だったとかなんだとか、前に阪口さんがKENZO ESTATEのワイン飲みながら言ってた気がします。
そんなある日、ゲームボーイっていうすげぇ携帯ゲーム機が登場して。
同じ任天堂ですから、当時ファミコン作ってたメーカーはこぞって参入したわけです。
もちろんスクウェアもFF出すよね!!
そう思ってワクワクしていた当時キッズだった僕たちの前に突き付けられたのは、
「魔界塔士Sa・Ga」という、得体の知れないゲームだったのです……。
なんだかんだむちゃくちゃ面白かった
このゲーム、デザインしたのは僕が敬愛して止まない、そう、あの方。
河津秋敏さん。
社運を賭けて成功した「ファイナルファンタジー」の続編「ファイナルファンタジー2」を任されながら、
「経験値? そんなものはありません」
「あらゆる武器種の武器を振っただけその武器の熟練度があがる」
「HPが減っただけHPが増える」
といった斬新すぎる仕様とめちゃくちゃ高い難易度で、
「戦闘中に敵ほったらかしで味方同士で殴り合う」という、およそ気が狂っているとしか思えない光景を生み出した張本人www
この方のすごいところは、それがなぜかめちゃくちゃ面白いということですw
で、その斬新すぎるゲームシステムゆえに次回作FF3では採用されず、というかその後のFFで採用されることはなかったのですがw
FF3の開発ではなく、
「おまえはゲームボーイでなんか作れ」
と言われた河津さんは、
そのシステムを発展させたものを「魔界塔士Sa・Ga」にぶっこんでリリースしよったwwwwwww
このハートの強さ、さいこーですwwww
SFとファンタジー、神話などが入り混じった独特の世界観や、種族:モンスターの存在など、斬新ながら非常に作り込まれていて、かつ携帯ゲーム機用のゲームとしてシンプルにまとめられていた本作は大ヒットして……
本家ファイナルファンタジーより売れよったwwwwwwwwwww
初代が110万本と、栄えあるスクウェア初のミリオンセラー作品に輝いたのです。
ちなみに。
ポケモンを作った田尻さんは、この「魔界塔士Sa・Ga」が爆売れしたのを見て、
「ゲームボーイってアクションじゃなくても売れるんじゃん!」
ってなって、のちにポケモンとなるRPGを作り始めたそうですw
(→こちらが証拠)
そしてロマサガへ……
そして時代は移り変わり……。
もはやレジェンドといってもいいゲーム機「スーパーファミコン」が登場します。
そして発売予定ソフトの名前で発表された「スクウェア:ロマンシング・サガ」の名前。
き、きたー!!
あの「魔界塔士Sa・Ga」がスーファミで遊べるんだ!!!
そう思ってワクワクしていた当時まだキッズだった僕の前に突き付けられたのは。
えっwwww「魔界塔士Sa・Ga」と全然ちがうやんwwwwwwwww
なにこれwwwwww
またこのおじさんにしてやられました。
「フリーシナリオシステム」という、行動によってゲーム進行や展開が大きく変わるシステムは、のちのオープンワールドの先駆けだったんじゃないかと思います。
そして一度聴いたら一生忘れない、天才、イトケンこと伊藤賢治さんによる美しい旋律のBGMと斬新かつ中毒性の高い戦闘と成長システム。
2は初代レオンから歴代の皇帝となって、どんどん次の代へと受け継いでいき、最終皇帝で自分の付けた名前の皇帝が登場して、宿敵を倒すという壮大なロマン!!
後の「俺の屍を越えていけ」みたいなことをスーファミ時代にやっていたわけです。
PS2で出たロマサガ1のリメイク「ロマンシングサガ ミンストレルソング」はヤバかった。
リメイクってだいたい原作を超えることはないんですが、これはもうリメイクの域を超えていた。
RPG好きなら一度はプレイしてみてほしい。
ベタ移植でいいのでPS4で出してほしいとずっと願っておりますw
そして発売前からかなりの物議を醸した最新作
そして、最新作、「ロマンシングサガ スカーレットグレイス」
PS4時代の、それも最大手メーカーのゲームとはとても思えないUIやグラフィックのチープさ。
一枚絵のMAPにダンジョンとか一切ナシ、ほとんど戦闘だけというゲームシステム。
こんなん売れるわけないwwwwwww
面白いわけがないwwwwww
そう、河津さんを知らない人ならまず、そう思うことでしょう。
いや、知っている人も、発売前のトレイラーが公開された時、みんなシーンってなってたwwww
会場が凍り付く中、この方だけが子供のような笑みを浮かべていましたwww
このゲーム、実際どうだったのか。
興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
そしてスマホゲー「ロマンシング サガ リユニバース(ロマサガRS)」
僕は基本、スマホゲーはあんまり遊びません。
昔はパズドラとかもやり込みましたし、某ソシャゲではギルドマスターとしてランキング1位まで上り詰めたこともあります。
ただ、見え透いた射幸性を煽られると萎えちゃう性格なので、どちらかというとあまり好みません。
そんな僕だからこそ、言います。
ロマサガRSはガチで面白いw
というわけで一昨日からはじめたロマサガRS。
ベリーハード解禁ぐらいから一気に面白くなってきた。
スマホのお手軽さとハクスラの楽しさ、そしてロマサガの戦闘システム。
こいつは楽しいwwww pic.twitter.com/kop3mXvXMp
— まつおさん (@matsuosan_games) 2018年12月22日
(この記事を書いている時点でパーティ戦闘力25000ぐらいです)
とにかく戦闘が楽しすぎる
ロマサガってね、やっぱり戦闘がめちゃくちゃ面白いんです。
手ごたえのある敵や技の閃き、陣形による戦略性。
そして成長システムが楽しい。
そしてなんとハクスラ要素もある!!
でも、手ごたえのある戦闘を毎回やってハクスラをするのはしんどい。
スマホゲー向きではないですよね。
ところが、「オート」がめちゃくちゃ快適なんですよねw
コンビニで買い物している間に周回できちゃう。
「オートで戦闘って、それ楽しいの?」
って思う人がいるかもしれません。
これがね、めちゃくちゃ楽しいんですよw
ちゃんとした強い敵はオートではとても対抗できなかったりする。
逆に、これまでオートで倒せなかった敵がだんだん倒せるようになったりするんですよ。
そうするとオートでガンガン回せるので、一気に戦力が増強できたりする。
このバランスがすごーく良くできていて、お手軽さと戦略性や戦闘の緊張感のバランスが素晴らしい。
何度も壁にぶち当たる楽しさ。乗り越える快感。
ロマサガRSは、普通にやっていると必ず「壁」にぶち当たります。
ベリーハードや塔の上階、遺跡の上階など。
勝てないのが当たり前になるタイミングが必ずやってくる。
普通のRPGだったら、そこはもう、脳死状態でひたすら経験値を稼いでレベルアップすれば解決するわけです。
でもね、本作はここが面白いんです。
取れる行動はだいたい、こんな感じです。
①遠征に向かわせる(序盤~中盤までは一番効率が良い)
②スタイル強化や限界突破
③強敵ミッションの周回して能力値を底上げ
④より良い装備を取りに行く
⑤装備の強化・進化
遊んでいない方にはなんのこっちゃわからないと思いますが、成長するにもこれだけの選択肢があるんです。
手持ちの所持金や曜日(曜日ごとに取れる素材が違う)、開催中のイベントなどによって、その時々に最適な成長のさせ方があって、それを取捨選択していくのがまた楽しい。
でね。
たいていのスマホゲーって、最上位レア以外のカードってぶっちゃけゴミカードか合成材料ですよね。
ロマサガRSは技の継承や武器ごとに設定されている「マスターポイント」の関係なんかもあって、無駄なユニットは1体もいないんですよ。
むしろ全部集めようという感じです。
しかも、課金とかしなくてもアホみたいにガチャが回せるw
どのキャラもちゃんと使える!!
もちろん、個体差がある以上、強いキャラ、弱いキャラというのはあるんですが、戦闘がとても戦略性が高いので、どのキャラもけっこう使えたりします。
たとえばSSのアザミも強いですが、場合によってはSのアザミの方が強い場合もあります。Aランクでも全然強いです。
例えば、僕が使っていたキャラで「ブルー」という術師がいるんですが。
まぁね、正直そんな強いキャラでもないんですよw
攻略サイトさんとかを覗いてみても、キャラクターランキングのランク外でした。
だから、「思い入れがあってどうしても使いたい!」とか、「コイツしかいない!」みたいな人以外は、現状あまり使われないんじゃないかなと思うんです。
(追記:この後、新章が登場して一気にブルーの価値が高まりましたwww育ててよかったーwww)
でもね。
ブルーを使ってない多くの皆さんが見逃していることがあると思うんです。
それはね、このアビリティです。
「困惑の誘い」
ラウンド開始時 ごくまれに混乱を付与する
これ!!
これです!!
これね、ボスにも効くんですよwwwww
発動するとめちゃくちゃ強い!!
「朱の将軍」っていうボスがいるんです。
これの難易度HARD撃破が「遠征」っていう、キャラ育成に超重要なモードの開放条件で、なかなか強いので中盤の難関なんですが。
僕はブルーが初っ端でいきなり混乱させてくれたおかげで数ターンなにもできない朱の将軍をボコボコにして、超楽勝でクリアできましたw
「そんなの、発動確率低いなら意味なくない?」
って思いがちなんですが。
このゲーム、「全滅」のペナルティが少ないんですよね。
スタミナの消費がクリア時より少なくなっているんです。
だから、こりゃ勝てんなって時はさっさとリタイアしてしまえば、ブルーのアビリティが如何なく発揮されるわけです。
いかがでしょうか。
攻略サイトでも全然扱われないようなキャラクターでも、戦略次第で強キャラに負けない働きをさせることができる。
この辺のバランスがすっごく面白いんですよねー。
スカーレットグレイスの良いとこどり
↑この記事で、僕は「スカーレットグレイスはロマサガの面白さをミニマル(最小公約数)にして濃縮したもの」という風に表現しました。
ロマサガRSはスカーレットグレイスをかなり参考にしたんじゃないかなと思います。
スカーレットグレイスのその流れをうまく踏襲しつつ、スマホゲーとしての強みをより特化した作品になっているからです。
スマホゲーのフォーマットを持ちながらも、その中身は他のスマホゲーとは完全に一線を画しています。
Twitterでは驚くほど腰が低い河津さん。
アンチコメだろうとなんだろうと、常に物腰がやわらかく、大人の対応を崩さず、しかもどれも真摯に回答されています。
でも、↑こんな風にユーザーの要望が違っていたとしても、こうやってバッサリ言い切っちゃうw
こういう方だからこそ、ロマサガっていう唯一無二のゲームを作り続けてこられたんだなと思います。
そんなわけで、「スマホゲーだし」と毛嫌いせずに、RPG好きならぜひともやってもらいたい本作。
個人的にはめちゃくちゃオススメですよ!!
スマホゲーを毛嫌いしている僕が松研で紹介しているんですからw
そんなわけで、また!
↓動画もやっています!!
よろしければ見に来てくださいね(^^)/
松研動画チャンネルのチャンネル登録数がついに100を超えました!
ここ最近全然アップできてないのにwありがとうございまーす><
見てる人は少ないけど、見た人の再生時間が長いのがいつも嬉しいです。https://t.co/WQH1xS4Pgj— まつおさん (@matsuosan_games) 2018年11月28日
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