リメイクはアリなのか、ナシなのか
ちょっと前に、レア社(ドンキーコング2や007ゴールデンアイとかを作った会社)のクレイグ・ダンカン氏が、インタビューでこう答えていました。
Craig went on to say that “I don’t think it’s okay to just go make the same game that people loved before but with up to date graphics and audio.” He explained his thoughts by saying “just making them again with whatever technology is available today, that’s not Rare. ”
クレイグ氏は、「最新のグラフィックスやオーディオで人々が以前に愛していたのと同じゲームを作るのがアリだとは思わない」と言って彼の考えを説明した。「現行のテクノロジーで同じものを作る、それはレア社のやることではない 」
(出展:This gen gaming(海外サイト))
おまえんとこ新作もロクに出してないじゃねーかwww
なるほど、高品質でオリジナリティの高い作品を多数生み出してきたレア社らしい考え方ですね。
この意見に賛同される方、きっと多いと思います。
「鮮度」はゲームの命だと思います。
新しい体験があるから新しい感動があり、新しい感動があるからゲーマーはまた新しいゲームを追い求める。
でもね。
ゲームの魅力って、本当にそれだけなんでしょうか。
「記憶を消してもう一度やりたい」と思うゲームが、たくさんある
たとえば、世代によって違うと思いますけど、わかりやすところで言うとドラクエ3やFF5。
他にも、それぞれの方のそれぞれの思い入れのあるゲームがきっとたくさんあることでしょう。
そりゃ、本当に記憶が操作できて、最初にプレイした時のように楽しめるなら最高なんだけど、実際はそうはいかない。
だったら、せめて、ところどころ記憶が薄れてきた頃に「再体験したい」って思うのが人情ってものだと思います。
僕のポリシーとして、「ゲームは中古で売らない」というのがあるんですが。
理由はいくつかあるんですけど、大きいのは、プレイしたという記念を残しておきたいのと、またいつか再体験したいという思いがあるからです。
あと、便利すぎてダウンロード版しか買わなくなったからかなぁw
そろそろ、DL販売がメインストリームなんじゃないでしょうか。
僕個人がそんな感じなので、個人的な感覚として、まとめサイトとかで、DL販売を集計に入れずに、初週の売上本数がイマイチなゲームソフトを「大爆死wwwwwwwwwww」とか騒ぐのは違和感があります。
あ、少し話がそれましたね。
ドット絵はいいんだけど・・・・・・
コレなんですよねー。
たとえばFFで見てみましょうか。
なんスか、これ。
もう芸術の域ですよね。
ドットはもう、大昔に完成した技術ですので、決して色あせることはありません。
そればかりか、以前は海外のゲーマーは「日本のゲームのグラはデフォルメされてて子供っぽい」とか言ってた人たちが、今では「ドット絵激アツじゃね?!」「超クールじゃね?」と、熱いんだか冷たいんだかわからないブームになっているみたいです。
・・・・・・。
・・・・・・。
い、いや、一応これ、僕がPS4でアーカイブスで買ったFF7の画像なので、これでもアップコンバートされてキレイになってるんですよ?
正直FF7はキレイだし、全然プレイできちゃいますけど。
PS初期の名作「キングスフィールド」はさすがにちょっと今やると厳しい。(これでもアーカイブスなのでキレイになってます)
当時、あれほど夢中になったスーパーファミコンのゲームは今プレイしても色あせないけれど。
当時、あれほど夢中になった初代PSのゲームは、今プレイしてみるとウンコよりきったねぇちょっと見づらい。
そうなると、やっぱり昔のゲームをすっと楽しむには、リメイク必要なのかなぁって思ったりします。
リメイクが原作を超えることもある。
これですよ、これ!!
僕がPS4アーカイブスで登場するのをずっと熱望して止まない(PS3ではすでにリリース済)PS2ソフト。
スーパーファミコンの初代ロマンシング・サガの神リメイク作品。
原作の世界観はそのままに、大きく刷新された、あまりにも画期的なゲームシステム!!
一度体験したことのはずなのに、何もかもが新しい、最高の再体験!!
このゲームの存在がある限り、僕はリメイク反対派には回れません。
思い出補正がある原作ってのは、最強なんですよね。
「いやいや、原作には勝てないよ」「原作を知らない世代はこうだから・・・」
オッサンはすぐそういうこと言いますがw、じゃあ実際に当時のゲームをやってみると、そうでもなかったりすることも少なくありません。
でも、この「ミンストレルソング」は、そんな最強の思い出補正すらぶっ潰すだけのパワーがありました。
もし、すべてのリメイクがこのぐらいのことをやってくれるのであれば、たぶん、リメイクに反対する人はいないと思います。
ああ、いつかレビュー記事書こうと思ったのにほとんど書いてしまったw
結局、ちゃんと作ってるか、作ってないか
最近、僕があまり好きでない「リメイク」ぱてぃーんがあります。
それは、
「〇〇〇〇HD」ってやつです。
古臭いモデリングやらなにやらはそのまんまで、ただ画質だけ変えました、みたいな。
しかもそんなに変わってなかったりする。誤差の範疇。
それでも、2000円ぐらいで出てたらつい買っちゃうんですけどねw
でも、そういう単純リメイクはあまり好きじゃないというか。
かといって、変にいじられるのも好きじゃないというか。
うん、わかった。
要は、そこに愛があるかどうかってことじゃないでしょうか。
この記事へのコメントはありません。